NZやAUGの土壌にはヨウ素含有量が低い為、その土地で出来た農作物はヨウ素の含有量が低くなっています。
(怖がらずに読んでくださいね)
ヨウ素は海水に含まれています。
そこに生息するあらゆる生物、特に昆布に多く含まれいる栄養素です。
ヨウ素は乳製品、卵や一部の野菜類にも若干含まれています。
これらは、餌や肥料の配合により変わります。
「ヨウ素」もしく「ヨード」は英語でIodineです。
ヨウ素補給対策いろいろ
- 海産物を食べる。
- 海産物を食べずに、ヨウ素入りのサプリメントを摂る。
- 海産物を食べずに、ヨウ素添加の塩やパン等を食事に取り入れる。(後説明有り)
我が家では、
1.海産物を食べる を実践
我が家では、穀物、豆、野菜、果物、畜産物等はNZ産やAUG産を頂いています。
其の為に、これらからだけでは、ヨウ素摂取量は十分ではありません。
そこで、うま味と栄養素の補給の意味でニュージーランド産の海塩、昆布(kelp)の粉や岩のり(karengo)を日常的に取り入れています。
ご興味のある方は、umamilife.jp をご覧ください。
昆布の顆粒(kelp)一つまみパラパラ
- 炊飯の際に
- 豆を煮る際に
- 魚肉の下味に
- スープや煮物を作る時に
岩のり(karengo)
- 胡麻を加えて手作りフリカケに(写真)
- ピザやトーストに載せる
- 揚げ物の衣に混ぜる等
昆の粒は目で見てわかりますが、少量なの我が家では気にしていません。
粒が見えるのが気になる方は、粉状のケルプのご利用をお勧めします。
身体を健康に保つための大事なミネラルの一つ、ヨウ素
そのほとんどは甲状腺にあり、新陳代謝や子供の成長に等に重要な役割を果たします。
妊娠中から、もちろん脳の発育に関係しており、その後の成長にも欠かせない栄養素の一つです。
更に、甲状腺との関係で心の元気にも影響があります。
もちろん腸美人にも欠かせない栄養素の一つです。
日常的に海藻や魚介類を食べる習慣のある人では、ヨウ素不足の心配はないと言われています。
海の幸が豊富な和食では過剰摂取になる事も有るようですが…..
健康な人では、短期間にヨウ素の摂取量が多少増えても、身体が排泄し調節で出来るようになっています。
注意!!甲状腺疾患でヨウ素制限の食事療法を行っている方は、御注意ください。
ニュージーランドの土壌に不足しているヨウ素、そして対策
18世紀から19世紀前半にかけて、地元の農作物や家畜中心で過ごしていた人達には、甲状腺腫が頻繁にみあれて社会的に大きな問題であったようです。其の為に、政府の方針でで様々な対策が実施されています。
- まずは、1924年からヨウ素添加の食卓塩販売開始。
- オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)
- 2009年10月以降、オーガニックパンや家庭で使用するパンミックスを除く全てのパンに、ヨウ素無添加塩の代わりにヨウ素添加塩を用いることが法令により義務化。
しかし、製造業者が望む場合は、パンミックスへヨウ素添加塩を加える選択が出来ます。
もちろん無塩パンはヨウ素添加塩を含んでいません。
ヨウ素添加塩は他の食品にも使用されています。
ヨウ素添加塩は食品ラベルの原材料名リストに記載されています。包装していないパン及び販売時点で包装されるパンは表示義務はありません。
ニュージーランド・第一次産業省の報告から、ヨウ素強化によって、ヨウ素摂取が不十分と思われる子供の推定割合が30%から4%に減少したことが分かったそうです。
http://www.health.govt.nz/our-work/preventative-health-wellness/nutrition/iodine
スーパーに虫眼鏡を持参して、Iodisedと記載されている塩やパンを探してみて下さい。
地球の誕生の歴史により起きた土壌の質の違いでしょうか?面白いですね。
どれだけのヨウ素が必要か?
2015年版 日本人の食事摂取基準量より
大人 ヨウ素必要量0.13mg/日 耐用上限量3mg/日
日本人の食事からの摂取量は平均で1~3 mg/日と推定されています。
何にどれくらい入っているのか?
ヨウ素を含む食品
海産物(加工品も含む)
少量ですが、卵や、乳製品、野菜、果物等様々な商品に含まれています。
海藻のヨウ素含有量 (常容量当たり)
昆布(kelp) 2.4mg /小さじ1
わかめ(水戻し)0.19mg/10g
焼きのり 0.021mg/一枚
*岩のり(カレンゴ)0.05mg/1/8cup
*岩のりのデーターがないのであまのり素干しを使用
具体的には
焼きのりで言うならば100枚食べても、耐用上限には達しません。
もしも日常的に昆布をバリバリと食べ人は、頻度と量を減らしましょうね。
海産物をしっかり頂いた上で、ヨウ素の摂取を目的としたサプリメント類の利用には注意が必要です。
過度で長期間の過剰摂取により健康障害が引き起こされ確率が高くなります。
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail680.html
2016 Food Standerds Austraila and New Zealand
大人 :ヨウ素の必要量0.15mg/日
妊婦と授乳婦 :0.2 mg/日
http://www.health.govt.nz/your-health/healthy-living/food-and-physical-activity/healthy-eating/io
上限許容量3mg/日の日本人は、昔から海藻類や魚介類を食べているので、アングロサクソン系の人種に比べて許容量が多いとも言われています。
長くなりましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました。
それでは、美味しく食べて沢山笑って、元気にこの一週間をお過ごしくださいね。